国際ジャーナリスト&旅行ジャーナリスト 大川原 明

世界各国、日本各地を周り、多くの場所を写真、動画撮影等で取材

航空機事故

インドネシア・ライオン航空JT610便墜落!LCCは危険なのか?新機材ボーイング737-MAX8

インドネシア・ライオン航空JT610便墜落!LCCは危険なのか?新機材ボーイング737-MAX8型!

インドネシアで29日午前6時半(日本時間同8時半)すぎ、ジャカルタから同国西部バンカ島パンカルピナンに向かっていたライオン航空JT610便(ボーイング737MAX8型)がジャワ島の北の沖合に墜落しました。

離陸後、2~3分後に機長から管制官に操縦に問題あるとして、空港への引き返したい旨の連絡が入り、高度2000フィート~3000フィートで消息をたったとのことです。

乗客、乗員189名関して、インドネシアの国家捜索救助庁の幹部は生存者は望めないと述べました。

ライオン航空は1999年に設立された乗客数では、インドネシア最大の格安航空会社です。

保有機材は、他のLCCと同じく、小型ジェットがほとんどで、エアバスA330などの大型ジェットも保有。
ボーイング737は小型ジェットとして、エアバスA320と同じくLCCに多用されている機材です。普通の航空会社であっても、短距離路線でよく使用される機材です。

今回、事故に遭ったボーイング737MAX8ですが2016年1月に飛行開始された、新しい機材で、今回の事故機は、今年8月15日に就航開始したばかり。
ライオン航空はボーイングに対してさらに多くのMAX8を発注していたところです。

安全面では、ライオン航空は何度も問題をおこしています。
2007年7月6日から他の全てのインドネシアの航空会社とともに「安全性に問題がある」として欧州委員会によりEU域内への乗り入れ禁止の措置が決定し、昨年解除されました。

LCCに関しての問題点と、目的地であったバンカ島に関しても解説

旅客機(飛行機・航空機)搭乗!怖い目にあった事はあるのか?怖い目にあった体験談を語る!

今までに国内外数多くの国々、都市を訪問し、
国内外の40程の航空会社150本近いフライトに搭乗しました。
数多くのフライトに搭乗してきた自分ですが、怖い目にあった事があるのか?
怖い目にあった体験談を語らさせていただきます。

インドネシア沖で墜落のエアアジア機・エアアジアとは?(搭乗経験者が語る)

インドネシア沖で墜落したエアアジア機(乗客乗員162人)について、ロイター通信は、同機が消息を絶つ直前に急上昇を試みた可能性があると報じた。

同通信によると、同機が消息を絶つ5分前の先月28日午前6時12分、操縦士は悪天候を避けるために高度を3万2000フィート(約9750メートル)から3万8000フィート(約1万1600メートル)に上げる許可を要請。だが、当時は別の航空機が上空を飛行中で、管制官は許可しなかった。

その数分後、管制官は3万4000フィート(約1万メートル)に上昇する許可を出したが、操縦士からは応答がなく、その後、航空レーダーを分析したところ、同機は「信じられない急上昇」(消息筋)をしていたという。急上昇で機体に負担がかかり、墜落につながった可能性も浮上している。

一方、インドネシア当局によると、2日までに計30人の遺体が収容された。歯型などから客室乗務員1人を含む男女4人の身元を確認したという。
【以上 読売新聞記事より抜粋】

【自己の見解】
エアアジアといえば、マレーシアのクアラルンプールに本社を置くマレーシアの航空会社です。マレーシアで思い出されるのは昨年2度消息不明の事故(一つはロシア空軍の仕業濃厚)で思い出されるマレーシア航空です。
保有機材数80機、就航地は96都市に及びます。
私は、仕事でタイのバンコク駐在時に10回以上、エアアジアを利用してきました。
エアアジアはいわゆる格安航空会社、通常の航空会社に比べ航空券代金は安いです。早く予約すれば空き状況も良いのでその分安くなります。
機材に関して、かつてはボーイング737-300を主力機材として使ってきましたが、今では全ての機材がエアバスA320‐200(Neo含)です。
席は180席、席の配列は3-3の配列で小さい飛行機です。
エアアジアの場合、シートピッチがないので、大柄な人や長距離路線では疲れると思います。

こちらがエアアジアの機体。平成23年(2011年)7月にタイのバンコクとミャンマーのヤンゴンを往復する際に利用

レザー張りのシート・機内

平成25年(2013年)6月にタイのバンコクとベトナムをホーチミンを往復した際に利用

小さい機体なので、安定せず揺れがよくありました。

 

国際ジャーナリスト&旅行ジャーナリスト

大川原 明

ウクライナ上空でマレーシア航空撃墜、親ロシア派濃厚

ロシアは今回のマレーシア航空機撃墜に関して、真実を世界に公表するべきである。ウクライナ東部で活動する親ロシア派による仕業である事がほぼ確実であるが。通常1万メートルの高度を飛んでいる飛行機を撃墜できるロシアのブークという地対空ミサイルの存在を知りませんでしたが。
なぜ撃遂するにいたったのかをしっかりと言及せねばなりません。
前回のマレーシア航空機の事故に関して、中国共産党により撃墜された可能性が高いとの事でしたが、これも闇に葬り去られましたね。しかし、飛行機に乗るのも命がけですね。
日本人搭乗客がいなかったようですが、日本人もよく利用している路線です。
日本から欧州行く際利用できる航空会社ですが、北回りと南回りとあります。北回りは日系のJAL,ANA、欧州の航空会社(欧州各都市へ直行便就航)
航空券値段がわりと安い南回り。(仕事で多々、航空券手配したことありますが)
この南回りというのは、今回のマレーシア航空(クアラルンプール経由)、タイ航空(バンコク経由)、シンガポール航空(シンガポール経由)、ベトナム航空(ホーチミン、ハノイ経由)等があります。
南回りだと北欧行きであれば、ウクライナの領空内をとおります。
しかし、今回、マレーシア航空も認識(1万メートル以上飛んでいるので安心もあり)が甘かったのか迂回路(燃料が余計にかかるので)を通らず、ウクライナ東部上空を飛んでおりました。
しかし、真相を他にあると思われます。とにかく亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。