国際ジャーナリスト&旅行ジャーナリスト 大川原 明

世界各国、日本各地を周り、多くの場所を写真、動画撮影等で取材

国民幸福度が世界3位のアイスランド、杭鬱剤の処方は世界一!アイスランドの実情に

国民幸福度が世界3位のアイスランド、杭鬱剤の処方は世界一!アイスランドの実情に

【黒澤明監督が知られているアイスランド&国民幸福度が3位の国!杭鬱剤処方世界一!?アイスランド視察を終えての感想】 初訪問のアイスランド。

日本の反対側に来たという感じがした日本の北海道の1.3倍、人口33万人の小国です。 気温は夏場の日中の平均気温は10度から14度、夜間平均最低気温は5度~8度、冬場はメキシコ暖流などの影響からわりと温暖な国。

多くのアイスランド人と接しましたが、My name is Akiraと回答するとAkira Kurosawaと黒澤明監督の名前がよく出てきました。これはアイスランドに限った話しではなく、欧州ではよく知られた日本人の1人です。 七人のサムライなどの黒澤明監督の映画が欧州各地で放映されてきたのが要因。

オランダのあとは、3年8か月ぶり5回目のフランス・パリに。パリで開催されるジャパンエキスポを6年ぶりに視察予定ですが、あの自国が一番と自信を持っているフランスにおいても黒澤監督の知名度は非常に高いものがあります。

フランスは反日などという嘘情報がネットで出回っていますが、フランスは知日、親日の国。ジャパンエキスポの動員数をみれば分かることです。日本の武道である柔道、剣道、合気道、薙刀の実演、日本の文化、食、アニメ、ゲームなどのブースがある一大イベント。

アイスランドは 前述したとおり、漁業国家。気候柄、農作物は他国から輸入しているものが多いのですが、最近では温熱を利用した農作物栽培もおこなわれています。

【首都】レイキャビク
【日本との時差】-9時間(グリニッジ標準時)
【日本からの便】直行便がなく、欧州他都市経由
【ビザ】90日以内滞在で観光目的ならビザ必要なし
【税金】25.5パーセント付加価値税
【治安】近年は外国人窃盗団による窃盗やリーマンショック    
後の自国民による軽犯罪が増大しているが良好
【交通】鉄道が敷かれないないので国内移動はバスや飛行機、レンタカーなど
【チップ】不要
【政治体制】共和制
【人口】約33万人
【言語】アイスランド語  英語の通用度は非常に高く、高レベル
【通貨】クローナ
【物価】高税率と農作物を他国から輸入しているものが多いので物価は世界有数の高さ。
【国民】アイスランド人96.5パーセント(ノルマン系中心、ケルト系や混血も多い)

アイスランドは国民幸福度が世界3位の国として知られます。 この要因として考えられるのは以下です。 ・社会保障の充実 大学までの教育費や医療費が無料。 これには日本の消費税にあたる付加価値税が25.5パーセントと高率であるから出来る事です。 ・男女平等ランキング1位 世界経済フォーラム発表の男女平等ランキングで長年1位 ・労働環境が整っている ・温泉などの自然が豊富(人工的ストレスがあまりない)

しかし、世界で3番目に幸福度の高い国と知られる反面、杭鬱剤使用比率も世界有数です。矛盾した話ではありますが、事実です。 何故、アイスランド人々は杭鬱剤を使
用する人々が多いのか、聞き取り調査や自己の見解では やはり、気候が大きな要因かと。夏場は日が沈まずによいのですが、冬場になると暗黒の世界が広がります。 午後2時~3時には暗くなるなど。冬場は温暖とはいえ、氷点下まで下がるアイスランド。そういった気候的な要因が大きいと思います。

熱帯諸国などに比べて温帯(冷帯に近い寒い地域は特に)、冷帯諸国の国々のほうが自殺率が高いのを考えると 気候は大きな要因であると思います。 アイスランド国民は気候柄、南欧の人々のような能天気さを持ち合わせる人々は少ないですが、真面目でよく動く、わりと親切な人々が多いというのが私のアイスランド訪問でのアイスランド人の印象です。

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