ウランバートル市内のスフバートル広場。チンギスハーン像があり、チンギスハーン広場とも呼ばれます。広場の周囲には政府宮殿、モンゴル国立オペラ劇場、ウランバートル中央郵便局、モンゴル証券取引所などが並んでいます。
これらの建造物は先の大戦終結後、旧ソにより抑留された旧日本軍兵士の捕虜たちによって作られたものが多いです。
ウランバートルは20年くらい前に、60万人弱だったのですが、今では120万人程に。地方から移住してきた人々により、ここ20年で倍になりました。
21世紀に入り、多くの高層ビルが建てられて、車も増えて近代化されています。
車の増加により、交通渋滞が慢性化しています。また、PM2.5の公害問題もあります。インフラの整備や公害対策もこれから改善していかねばならないようです。
チンギスハーン広場は2013年までスフバートル広場と呼ばれていました。スフバートルは、1921年のモンゴル革命の際の英雄で、モンゴルの人々に尊敬されている人物です。スフバートルの銅像が広場の北側にあります。同じ広場内にあるチンギスハーンの像と共に観察してみてください。
チンギスハーンといえば世界に覇を唱えたモンゴル帝国の初代皇帝です。モンゴルの遊牧民諸部族を一代で統一し、中国北部、中央アジア、イラン、東ヨーロッパなどを次々に征服し、大帝国を築きあげました。モンゴル帝国は、日本にも2度も侵攻(元寇)し、日本人にも馴染み深いです。
モンゴル人は、チンギスハーンを民族の誇りとして崇拝しています。それなので、結婚式の際に、多くの新郎新婦がチンギスハーン広場を訪れ、記念撮影をしています。外国人観光客だけでなく、モンゴル人にとっても人気の場所です。
コメントを残す