タイの首都バンコクで、ホームレス男性が公園の水場に突き落とされ死亡する痛ましい事件が発生した。事件は8月21日の夜、スクンビット通り沿いにあるベンチャシリ公園で起きた。公園内の水場から身元不明の男性の遺体が発見され、体に複数の傷があることが確認された。
捜査を進める中で、目撃者の証言や監視カメラの映像から、容疑者の特定が進められた。目撃者によると、事件発生前、黒っぽい肌で髭を生やした男が被害者を殴りつけ、その後、ベンチャシリ公園の水場に突き落としたという。犯行後、男は公園の警備員に助けを求め、その隙に逃走した。
警察は監視カメラの映像を分析し、容疑者の似顔絵を公開。その後、ルンピニー公園近くの歩道で、映像に映っていた人物と特徴が一致する男を発見し、職務質問を行った。男はタウィサック(通称「トム」、38歳)と名乗り、犯行を自供した。
被害者のウィチャイさんと容疑者のトムさんは、共にホームレスで、約1週間前からベンチャシリ公園周辺で生活を共にしていた。2人は顔見知りで、日常的に一緒に過ごし、時には物乞いもしていたという。
公園の警備員によると、事件は午後9時頃に発生。ウィチャイさんとトムさんは公園の外で酒を飲んだ後、口論になった。泥酔状態だった2人は取っ組み合いになり、ウィチャイさんが意識を失った後、トムさんは彼を水場に突き落とした。トムさんは、ウィチャイさんが水で目を覚ますことを意図したと供述しているが、その後、救助しようとしたものの、水深が深かったため救えなかったと話している。
トムさんは「殺人罪」の容疑で逮捕され、トンロー警察署で取り調べを受けている。
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