イギリスのロンドンを再訪の際に、英国式朝食を食べた。英語でいうイングリッシュブレックファースト=フルブレックファーストである。
フル・ブレックファスト(Full breakfast)は、イギリスの伝統的な朝食である。地域ごとにイングリッシュ・ブレックファスト(English breakfast、イングランドでの呼び名)、スコティッシュ・ブレックファスト(Scotish breakfast、スコットランドでの呼び名)、ウェルシュ・ブレックファスト(Welsh breakfast、ウェールズでの呼び名)、アイリッシュ・ブレックファスト(Irish breakfast、アイルランドでの呼び名)のように呼び名が変わる。
イギリス料理について述べられるとき、しばしば「イギリス料理で一番美味しい料理」として朝食が挙げられる。フル・ブレックファストを称賛する際にはしばしば作家のサマセット・モームが残した「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝食を取ればいい」という言葉が引き合いに出されるが、昼食・夕食の質の低さを示すためにこのモームの言葉が引かれる場合もある。
簡素な大陸式の朝食(コンチネンタル・ブレックファスト)よりも量と栄養に優れており、イギリス以外にドイツ、オランダ、北欧三国でも取り入れられている。レストランやパブによっては、朝だけでなく一日中フル・ブレックファストを提供する店も存在する。
伝統的な朝食は、起き抜けに飲む1杯の紅茶(あるいはコーヒー)に始まり、続いて以下の料理が出される。
ポリッジ
シリアル
フルーツ(コンポートにされて出される場合もある)
フルーツジュース
卵料理 目玉焼き
ポーチドエッグ
ゆで卵
ベーコン – 目玉焼きとともにベーコンエッグとして供される。
ソーセージ
キッパー
ベイクドビーンズ
トマト – 生で、あるいはソテーにして食べる。
マッシュルーム – ソテー、フライにして食べる。
マーマレードが添えられたトースト(もしくは揚げパン)
食後の紅茶(もしくはコーヒー)
ケジャリー(英語版)
ブラックプディング
ホワイトプディング(英語版)
スコーン
オーツケーキ(英語版) – ビスケット状に加工したオートミール
バン
ロールパン
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