
前回10年前にも訪問したパーイの中国国民党の残党勢力(KMT)の村。パーイの中心街から4キロ程の距離にあります。
中には飲食店や商店があります。

戦後、中国共産党と中国国民党は争い、中国共産党が勝利し大陸での実権を握りました。
その結果、蒋介石率いる部隊は台湾に逃れ、南西部にいた部隊はビルマ(現ミャンマー)に逃れました。

その後、中国共産党とつながりを深めたビルマ政府軍に追いやられ、中国国民党の残党勢力はタイ北部に逃れれきました。
彼らは武装したまま居座り集落を形成。麻薬売買などで生計をたてていました。KMTは武装訓練もおこなっていました。

1987年、タイ政府との交渉でKMTは武装解除、
武装解除の見返りとしてタイ政府からタイ国籍を与えられました。
村を離れる華人、以前ほど観光客が来なくなったのもあり、閉店している店が多かったですが、村の中心部から坂道を登ったところに華人達が家を建てて居住しています。
※NikonのフラッグシップミラーレスカメラZ9で撮影
使用レンズはF2.8 24-70㎜のレンズ
コメントを残す