国際ジャーナリスト&旅行ジャーナリスト 大川原 明

世界各国、日本各地を周り、多くの場所を写真、動画撮影等で取材

タイ・バンコクの北朝鮮政府直営レストラン「平壌アリランレストラン」

タイ・バンコクの北朝鮮政府直営レストラン「平壌アリランレストラン」

バンコク市内にある北朝鮮政府直営レストランを訪問。

今までにタイのバンコク、ベトナムのホーチミン、バングラデシュのダッカの店舗を訪問。

バンコクの店舗は以前にBTSプロンポン駅近くスクンビット通りソイ26にあったのですが(Kヴィレッジと日本街の手前)、前回訪問時に営業していませんでした。

タイ人も複数名、北に拉致されているので政治的圧力があったのかと思ってましたが、調査していくうちに、某人から移転したという情報をいただき昨日、潜入しました。

場所はBTSオンヌット駅から歩いて15分程の場所にあります。オンヌットロードのソイ8。

現状、日本と北朝鮮と国交がありません。そして北朝鮮は日本人を数多く拉致した国で仮想敵国でもあります。

※通常であれば北に資金援助をするのはよくない行為ですが、調査潜入ですのでご了承ください。

しかし、仮想敵国とはいえども、海外に多く展開している北朝鮮料理のお店の収益は北にとり貴重な外貨獲得元の一つ。日本人だと分かってもいわゆる営業の笑顔と対応は出来ています。

中に入ったのは19時頃、21時近くまでいましたが、誰も客は来ませんでした。前回訪問時も客が自分いれて3組しかおらず、収益はあがっていないと感じたものです。(赤字か?)

家賃が高いから郊外に移したのかを聞き忘れましたが、あえて外国人居住者が少ない郊外を選んだようです。

前回1年3か月前に訪問時に比べ、店は小さくなり、従業員の数も少なくなりました。マネージャーは変わらずで、対応したのは22歳~25歳と思われる北朝鮮の女性。(日本ではいわゆる在日朝鮮人や帰化、混血の人々と接する機会はあっても、北の本国からの人間と話しをすることは日本では難しい。)

英語が出来る彼女でしたが、英語でいろいろ聞きました。平壌出身で3年程、タイに住んでいるうです。
店の中にテレビがあり、北朝鮮の観光名所等が紹介されていたのですが、スキー場でスキーを楽しんでいる人々が。この彼女もスキーが好きとの事でした。

通常であれば北の情勢も伺いたいとこですが、監視社会、自由がない国ですので、本当のことを言えば立場が悪くなるので真実をいわないでしょう。

こちらも社交辞令でそういった話題は避けるようにしました。

いわゆる朝鮮半島の人々は日本人とは顔が違うのですぐにわかります。(目が一重で釣りあがる、エラ張り、顔の輪郭が四角い、目の下に隈が出来る、平たい顔立ち、肌の色が白い等の特徴がある。=世界を周り、海外100か

海外に出れる北朝鮮人は、ある程度の家柄でなければです。労働党である程度の要職についている人々の子弟など。教育も受けて、英語等の語学にも長け、女性であれば、容姿も重要視される。

容姿は選ばれているだけあると思いました。そして対応もよく、表情も良い。

私は少し朝鮮語を話せるので、朝鮮語も時折混ぜて会話。向こうも日本語を少し話せるので日本語を話してきました。

日本の歌もなぜか流れていました。(何の歌か判別できませんでしたが)

いろいろ話しをつめていくと2階がカラオケのようで、日本の歌も歌えるとの事でした。いわゆる北の女性をつけて。

タイ人の多くに北朝鮮の料理屋に行ってきたと伝えると、北朝鮮、危険!という認識の人ばかりでした。やはり、この国でも北に対しては危険という認識があるのか。なので、なかなかタイ人も利用しないのか。(一定以上の層なら利用できる価格)
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