(以下、読売新聞記事より抜粋)
破産手続き中の旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)の融資金詐欺事件で、詐欺罪などに問われた同社元社長・山田千賀子被告(67)と元経理担当責任者・笹井利幸被告(37)の初公判が25日、東京地裁(河本雅也裁判長)であり、両被告は罪状認否で「間違いありません」などと起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、同社は個人客向けの海外ツアーをインターネットを通じて販売するなどしていたが、2012年頃から円安の影響などで収益が悪化していったと指摘。手持ちの資金を捻出するために赤字のツアーを大量に販売するなどし、経営が自転車操業となったことから、両被告は、銀行から融資金をだまし取るに至ったと主張した。
笹井被告の弁護側は、笹井被告が山田被告の従属的な立場だったと主張。地裁は今後、両被告の公判を分離することを決めた。
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