国際ジャーナリスト&旅行ジャーナリスト 大川原 明

世界各国、日本各地を周り、多くの場所を写真、動画撮影等で取材

【幸福度の高い国ブータンと言われているが、実際は?薬物汚染が広まり、失業者や犯罪率が増大?】

【幸福度の高い国ブータンと言われているが、実際は?薬物汚染が広まり、失業者や犯罪率が増大?】

【幸福度の高い国ブータンと言われているが、実際は?薬物汚染が広まり、失業者や犯罪率が増大?】

AFPがブータンでの薬物汚染や失業率に関して現地レポしていましたが、それを見た方々の中にか欧米的な押しつけがましい目線と言っていた方がいましたが、果たしてどうなのでしょうか。

資本主義経済、貨幣経済が浸透してきている昨今のブータンにおいて状況は20年前と比べて大きく変わってきているのが実情です。
25年くらいまえの1人当たりの年間GDPは280ドルだった時代(つまり、国民は1日1ドル以下で生活していた)
今では10倍の2665ドル。それでも一人当たりのGDPは低いのが実情です。

ブータン国王が平成23年に訪日した際に、語った国民総幸福量(いわゆる幸せの指標、GNH。
これに関しては後術します。

若者は他の国々と同じように都市を好む傾向にあります。
そしてそういった若者達が農村を離れ離農、都市部へ職をもとめて流入。(1980年代、1990年代は逆に農業に従事する人々が増えていたのですが)
しかし、工業の発展していないブータンではなかなか産業が発展していないのが実情。なかなか職を得れなかったり、失職(失業)する人々も多いのが実情。(首都のティンプー市街地を散策時に目がイッテイル(キマッテる)若者達を見かけました=顔でヤクをやっているかどうか分かる。

そういった中、若者を中心に薬物(大麻、合成麻薬MDMA等)が出回り薬物中毒者を生み出しているのは事実です。また酒におぼれるアルコール依存症の人々も増えているのが実情。
調査の中では都市部にいる若者の2パーセント程が薬に手をだしているとのこと。ほとんどは隣国のインドから入ってきています。

すりや置き引きなどの窃盗も増えているのは真実です。

これらは、20年程前までは考えられなかったことです。

1999年(平成11年)まで外国の文化に洗脳されないようにテレビやインターネットを禁止していたブータン。解禁後に、若者を中心に欧米化も進んでいるのは実情。SNSも流行り様々な情報を得れるようになりましたが、20年前までは考えられなかった事が起きているのは事実です。

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