世界三大高速列車の一つであるTGV
TGVはフランスが誇る高速列車である。2006年1月~2月に欧州周遊旅行をした際、2012年5月~8月に欧州周遊旅行をした際に、利用した。
今回のテーマは
アキーラさんTGV利用!ベルギー・ブリュッセル⇒フランス・ニース
TGVでベルギーのブリュッセルからフランスのニースまで7時間半かけて移動した。
ブリュッセル南駅を出発
ベルギーのブリュッセルからパリなどのフランス主要都市を一気に南下した。高速列車でこれだけの時間を利用するのははじめて。途中、機内食が出るので楽しみだ。通常であれば、この距離であれば300~400ユーロするのだが、ユーレイルパス所持しているので追加料金は25ユーロのみであった。
一等車内
ちなみにTGVが最初に考案されたのは1960年代で、日本が1959年に東海道新幹線の工事を始めた直後である。
食堂車
当時はフランス国内でも、他の国々と同様に、アエロトランのような空気浮上式鉄道(ホバークラフトに類似)や磁気浮上式鉄道について研究が行われていた。しかし、実用性や費用の点で数多くの問題があったため、浮上式鉄道による高速化を断念し、鉄道の高速化は鉄軌道と鉄車輪方式により実施することになった。フランス政府はすぐさま計画を支持し、SNCFは鉄軌道・鉄車輪方式の高速鉄道車両について、1967年より本格的に研究を開始した。
パスタの食事
食堂車で購入し、座席で食事をしました。
1981年9月27日、初のTGV営業路線としてパリ – リヨン間のLGV南東線が開業、最高速度260km/h(のちに270km/h)での営業運転が開始された。この2都市の都心間を航空機よりも短時間で結ぶ最速の交通手段となった。なお、日本の新幹線の開業(1964年)に遅れること17年であったが、新幹線の営業最高速度を初めて上回ったことで世界の注目を集めた。
7時間半にも及ぶ電車での移動。これが飛行機のエコノミークラスもしくは鈍行であれば、疲れは出るが、快適な電車移動を楽しむ事が出来た。走行中、車体も安定していた。シートも座り心地はよく、車内も清掃が行き届いているのか綺麗である。
欧州周遊旅行をされる方、フランス国内での移動が多い人は、ユーレイルパスを日本で購入される事をお薦めします。
車窓を楽しむ
よく利用されるようなら、お得になります。TGVは路線により、軽食も提供されます。欧州を巡る旅は、飛行機で時間短縮を図るのもよいですが、鉄道での移動も面白いのでお薦めします。
国際ジャーナリスト&旅行ジャーナリスト 大川原 明
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