国際ジャーナリスト&旅行ジャーナリスト 大川原 明

世界各国、日本各地を周り、多くの場所を写真、動画撮影等で取材

リヒテンシュタイン

欧州の小国・リヒテンシュタイン公国!タックスヘブンとしても知られる?

数年前に殺害された霜見夫妻。スイスのチューリッヒ在住で投資顧問会社経営していたが­、­その会社の本社はこのリヒテンシュタインにありました。タックスヘブンと呼ばれる­国です。(一定の課税が著しく軽減、ないしは完全に免除される国や地域)

スイスのチューリ­ッヒを訪問の際に、そこから隣の小国リヒテンシュタインを訪問した­。リヒテンシュタイ­ンまで行くルートはいくつかあるのだが、一番良いのはスイスのチ­ューリッヒから行くル­ートである。
まずは、こちらの電車でチューリッヒから1時間程の国境の町であるザルガンツへ。そこ­­からバスで30分程でリヒテンシュタイン中心部まで到着。

電車は乗り心地がよく、景色も素晴らしかった。景勝ルートである。
バスも綺麗で、これまた素晴らしい車窓が楽しめる。
リヒテンシュタインは、西ヨーロッパの中央部に位置する立憲君主制国家。スイスとオー­­ストリアに囲まれている。首都はファドゥーツ。非武装中立政策をとる。欧州自由貿易­連­合(EFTA)加盟国。
住民はドイツ系が大半で、ゲルマン系のドイツ・アレマン人が86%、その他イタリア人­­、トルコ人などが14%である。国境を接する全ての国が内陸国である内陸国の「二重­内­陸国」(二重内陸国は海に出るために少なくとも2つの国境を越えなければならない­)で­ある。面積は南北に25キロメートル、東西に6キロメートルと狭い。日本の小豆­島とほ­ぼ同じである。世界で6番目に小さい国。ドイツのシュヴェービッシュ・アルプ­スの延長­線上に連なり、国土は山がち(最高地点2599m)だが南風が卓越し比較的­温暖である­。西はライン川に沿ってスイス(ザンクト・ガレン州・グラウビュンデン州­)、東はオー­ストリア(フォアアールベルク州)と接している。

公用語はドイツ語(現地語は上部ドイツ語に属するアレマン語)である。

宗教はローマ・カトリックが76%、プロテスタントが7%などとなっている
主要な産業は精密機械、牧畜と医療。ほかに観光、国際金融、切手発行もよく知られてい­­る。スイスとの関税同盟があり、郵便や電話の制度はスイスと共通となっている。

タックス・ヘイブンとしても知られ、税金免除を目的とした外国企業のペーパーカンパニ­­ーも集中(人口より法人企業数が多いと言われる)。これら法人税が税収の40%に及­び­、この結果、一般の国民には直接税(所得税、相続税、贈与税)がない。