平成28年(2016年)8月23日~31日にブルガリア政府観光庁の招待旅行(ファムトリップ)に参加しました。ブルガリアは平成24年(2012年)7月に訪問して以来2回目の訪問です。前回はソフィアだけですが、今回は、多くの都市を訪問しました。
訪問した都市は、ソフィア→プロヴディフ→シプカ峠付近→カザンラク→カルロヴォ→ヒサリャと訪問。ソフィアからブルガリア中部を周りました。政府観光庁がミニバスを手配してくれたので、それに乗り、日本に13年間住んでいたブルガリア人の日本語ガイドの方に案内してもらえました。
ブルガリアというと日本人の第一印象は、ヨーグルトでしょう。明治乳業が出しているブルガリアヨーグルトは、日本人に良く知られた製品です。そして、かつて活躍した琴欧州も知られています。実際に訪問してみて、バラの谷と呼ばれる地域がブルガリア中部にあるのですが、バラの生産地になっており、世界的にもバラから精製される油(ローズオイル)は世界的な評価はすごく高いです。日本ではあまり知られていない事です。
かつて、旧ソや他の東欧諸国のように共産党が一党独裁体制をしいていた時代に、隠されていた遺跡が多くあります。潜在的なものを含めて欧州の中では、イタリア、ギリシャの次に遺跡の数が多いのではないかといわれています。古代ギリシャ時代、それ以前の遺跡も多くあります。遺跡巡りもブルガリア観光の一つとなっています。料理に関しては、想像される通り、ヨーグルトやチーズなどの乳製品を使った料理が中心です。毎食、フルコースで出していただきましたが、ブルガリア料理を堪能出来ました。
ちなみにファムトリップですが、各国政府観光庁もしくは地方行政機関(市町村役場)等が企画して招待しているものです。ブルガリアは工業は盛んな国ではなく、農業や酪農が盛んな国です。民主化が進んだ今でも、決して豊かな国ではありません。そんな時に、外国人観光客に国に来てもらい旅行してお金をおとしてもらうインバウンド旅行に力を入れているのです。インバウンド旅行は非先進国にとり、貴重な外貨獲得源の一つです。ホテル、観光名所、お土産屋、飲食店、現地手配旅行会社等が利益を上げることができます。