東京池袋の松原クリニックで2回目の飛蚊症のレーザー治療を受けてきました。前回と同じく院長の松原先生に直接やっていただきました。
先生は医者にはあまりない気さくな方で56歳とは思えない若々しくイケてる方です。知識はもちろん腕もあり、対応のよい先生です。
飛蚊症は生理的なものなら基本的に手術法がないと言われていますが、正確には硝子体を取り替える硝子体手術があります。
日帰り硝子体手術が出来るよにまで進歩したものの、未だに眼科手術では最も難易度が高い手術と言われ、飛蚊症では硝子体手術をおこなわないのが実情です。
他の方法としては、数年前に日本にも導入されたレーザー治療です。
これをおこなっているところは、まだまだ日本には少ないです。白内障の手術も同時に必要になると言われている硝子体手術にくらべて危険度は低くなります。
危険なのは、レーザー照射の際に、網膜や水晶体にあたると穴があく事があることです。それにより白内障や眼底出血になった例が他院であったようです。医師の腕が必要です。
松原先生は飛蚊症レーザー治療は150人程の経験があるようで、1回も失敗した事がない熟練者です。
今回は、1時間程。合計で700発のレーザー照射を1発ずつおこないました。さすがに、目にレーザーがきており1発1発照射されるので、最初は緊張しました。
飛蚊症レーザー照射機械は日本に入ってるのはオーストラリアのメーカーの1種類のみ。
機械の価格は800万程のようです。
前回は、両目やりました。保険外の自由診療で10万5500円×2=
21万円。
2回目以降は52500円です。
レーザー治療は硝子体手術と違い、細かく砕き目立たなくするものです。よって、完全になくなるわけではありませんが、気にならなくなるくらいには改善できます。
飛蚊症を発症する人々は多いです。いくつかの理由があるのですが、特に現代社会においてはPCやスマホの普及で目を酷使し、目の老化を早めております。
また活性酸素が発生することが飛蚊症を引き落とすといわれています。
目は外から入った光を 「網膜」 に写して映像を結びます。
しかしこの時、有害な紫外線を同時に浴びることになります。
この紫外線が網膜を通して目に入ると、硝子体中に【活性酸素】が発生し、 その結果たんぱく質や脂質が酸化されてしまいます。
やがて硝子体の組織を変質させ、飛蚊症が生じるのです。
若い時や体の免疫機能が正常であれば、目に発生した 「活性酸素」 をすぐに分解する「酵素」が分泌されるので、硝子体の組織の酸化を抑え、飛蚊症を防いでくれます。
しかし年をとるごとに、この「酵素」の分泌が減少するため、組織の酸化を抑えきれず、その結果 飛蚊症となります。
最近では、生活環境の変化で若い方でも「酵素」の分泌が減少し、飛蚊症になる方が急増しています。
これらは”生理的飛蚊症”と呼ばれ、飛蚊症の中で最も多い原因となっています。
人間の眼球の大部分は、”硝子体”という「ゼリー状」の物体で中を満たされています。
光が”角膜” と ”水晶体”を通して入ってくると、この硝子体を通過して”網膜”に達し、映像を結びます。
ところが硝子体が老化やストレスなどの原因で劣化すると、硝子体の中の繊維組織が壊れ、行き場を失った水の塊が硝子体の中に浮いてしまいます。
この水の塊の中には繊維クズがあり、このクズの影が網膜に映り浮遊物 として見えます。
これが飛蚊症の正体です。
飛蚊症の原因の多くは「活性酸素」で、活性酸素を発生させる主な原因は「紫外線」です。
そのため、外出時には日光による紫外線から目を守るためにサングラスを着用したり、紫外線を発するテレビやパソコン画面の利用時間を減らすなど、 少しでも「活性酸素」を体内に発生させないことが重要です。
しかし、一度飛蚊症になるとブログで書かれているようなルテインで治るのでしょうか?それはないと思います。
飛蚊症の手術として考えられるのは症状を緩和させるためのレーザー照射の手術。もしくは最近では危険度がすくなくなった硝子体手術。
しかし、生理的飛蚊症の症状での硝子体手術に関しは、なかなか眼科医がすすめないのもあります。
それは、硝子体手術をすると白内障の症状も出るので白内障の手術を同時におこなわねばならないこと、雑菌が入り込んだり出血したりと1000件~2000件の割合で被害が報告されているなどの報告があり確実に安全とはいいきれないからです。
しかし、昔に比べて硝子体手術は針をさしても縫合の必要がなくなるなど手術自体は簡単になっているようです。
飛蚊症がもとで心身症、ノイローゼを患う人々がおりますが、どうしてもという人は硝子体を取り換える硝子体手術もしくはかなり軽減効果のあるレーザー治療だと思います。